相模原の高校仮校舎建設工事現場の内装材料せっこうボードの荷揚げ運び人力作業

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神奈川県相模原市の高等学校の仮校舎建設の工事現場は、仮校舎建物の構造骨組みが組み上がった状態で、これから内装工事が始まるところでした。

工事現場の内装工事には機械がない

建物の骨組みを組み立てる際には、クレーン車の重機などが用意されて、骨組み部材は運ばれますが、内装工事に掛かると、内装工事のための材料を現地まで運び入れるための機械重機はほとんど用意されません。

内装工事材料を運び揚げる

機械重機が無い場所で、特別な道具を使用せず、人力で材料を運び揚げる作業です。

内装工事の材料運搬用の機械重機を内部に設置することは、利用される頻度と設置するための時間と費用を比較すると効率が悪く、機械重機を設置するスペース確保の段取りも難しいため、中々設置されません。工事終了間近に、エレベーターが設置完了して利用するくらいです。

内装工事の材料は、現場入口までトラックで運ばれたところから、材料が使用されるところまで、人力で運び揚げなければなりません。

この材料搬入の作業は、実際に内装工事を行う方々が自分が使用する材料として運び入れることもありますが、内装材料などを専門に運び揚げる担当がいます。

地上1階から2階まで天井と壁の下地材を運ぶ

工事現場の内装施工管理者様からご依頼があり、石膏ボードの材料を地上1階から2階まで人力で運ぶ作業のご依頼をいただきました。

内装工事の初段階は未だエレベーターなどの機械で行き来出来る設備もないために階段で上下を行き来しなければなりません。

当然のことながら内装工事で使用される材料もエレベーターで運ぶ事はできません。建物の外に材料を吊り上げて運び上げる重機もありません。

内装工事の材料は、階段を上り下りして人力で運びます。

人力荷揚げの特徴

材料運搬車を工事建物の際まで近づけて、1枚あたり約14kgの厚み12.5mmの石膏ボードを、一度に4枚ずつ(総重量56kg)担ぎ、階段を利用して上がり、2階まで材料を運びます。

この人力荷揚げ作業は、一切器具や道具を使わないために

・材料を縛ったり梱包したりしません
  →梱包・開封の手間が不要で、梱包材の処分もありません
・材料に傷が付きません
  →機械重機による運搬では、衝突・落下がよくあります

荷揚げ者によって材料が損傷した場合は弁償保証をしています

・往来する通路や階段などに特別な養生が要りません
・少数から多量まで、即時対応が可能です

今回の荷揚げ作業は、総重量10.24トンを4名で、4時間で、地上1階から2階まで運び揚げました。

・石膏ボード  182cm×91cm厚さ12.5mm、14kg/枚・・・200枚
・石膏ボード  242cm×91cm厚さ12.5mm、19kg/枚・・・200枚
・化粧石膏ボード182cm×91cm厚さ12.5mm、14kg/枚・・・260枚

よく利用される荷揚げ作業

工事現場で利用されることが多い荷揚げ作業ですが、他の場所でも利用されています。

・建物内の引越し移動
・取材撮影機材の搬入搬出
・イベント会場設営機材の搬入搬出
・倉庫での搬入搬出移動
・店舗内のレイアウトの移動
・ゲーム機やパチンコ台やスロット機の搬出入
・畳の入れ替え
・絨毯の取り替え(絨毯の上に載っている家具を移動して絨毯を取り替える)
・大型家具の搬入搬出
・廃品の搬出